また耳だけでも食ったらダメかな?

由乃から離れても目を離せずにいた俺は、結局自制しながらも衝動にはしった。

由乃にそっと近づくと、壁に手をついて、横から由乃の唇を奪った。

「んっ!」

ゆっくりと名残惜しげに唇を離して目をうっすらと開ける。

「ふふっ、やっぱり、由乃の唇が、なによりも美味しいね」

「~~~!!」

由乃は恥ずかしそうにボンッと顔を真っ赤にさせた。

ふふっ、やっぱり、可愛い。