一緒にひとつの家に住むことになって、俺は今でこそ、由乃に安心されているけれど、一つ、あれから気付いたことがあった。

俺…由乃に酷いことした気がするっっ!

いや、酷いことをしたのは分かっていた。
けれど、なんというか、大切に出来ていなすぎた気がした。

だって、会って熱がある由乃に少し強引なことをして気絶させて、その後必死に言葉を紡いでくれた由乃に、また強引にキスして同じことして…突然触りすぎた気がする…。

それなのに、由乃はけなげに受け止めて受け入れようとしてくれて、本当になんなの?良い子すぎるどころかお人好しだよ?つまり良い子なんだけど。

だから、傷付けないように、怯えさせないようにと、気を付け続けているのだけれど…可愛すぎて…っ…。