私も茅実先輩を抱き締め返して、胸に顔を埋めた。
「そ、そのごめんなさい。きっと、私の…移っちゃったんですよね…」
すると、茅実先輩の身体がギクリというかのように震えた気がした。
「い、いやぁ、多分それは違うかな。昨日雪降ってたのに、ベランダに居たのが悪いしなぁ…」
「へ?」
ベランダにいた?
「あ、や、気にしないで?それにほら、もう熱もないみたいだし!元気だから!」
ぱっと笑顔が見えてなら良いか、というような気になった。
「そ、そのごめんなさい。きっと、私の…移っちゃったんですよね…」
すると、茅実先輩の身体がギクリというかのように震えた気がした。
「い、いやぁ、多分それは違うかな。昨日雪降ってたのに、ベランダに居たのが悪いしなぁ…」
「へ?」
ベランダにいた?
「あ、や、気にしないで?それにほら、もう熱もないみたいだし!元気だから!」
ぱっと笑顔が見えてなら良いか、というような気になった。

