大好きな先輩は(S)王子様でした(マンガシナリオ)

茅実先輩は一度とても嬉しそうな顔を見せてくれた。

私と同じように、幸せだという顔。

けれど……一瞬にして、狂喜をはらんだ艶かしい笑みとなった。

茅実先輩は私のことを強く抱き締めてくれて、身体が離れたかと思ったけれど、すぐに重なった。

茅実先輩の唇と私の唇が。

「んっ」

「ありがとう。由乃。俺も由乃のこと好き。大好き。愛してる」

「か、やみ、先輩っ」

ど、どうしたの?突然…。

「ごめんね。本当に愛してるんだよ。でもね、由