大好きな先輩は(S)王子様でした(マンガシナリオ)

夢のようだ。涙が溢れそうになる。

少しだけ、さっきの茅実先輩の気持ちが分かったような気がする。

夢のようで、自分の気持ちが大きすぎて見えている、幻なのではないかと、思えてしまう。

私は溢れそうな涙をぐっとこらえて微笑んだ。

「はい。はいっ、私も、茅実先輩が大好きですっ」

幸せだなぁ。

本当に幸せだ。

好きな人と気持ちがかよった。つうじたことが、こんなにも満たされるものだったなんて、きっと学校でも教えてはもらえない。