大好きな先輩は(S)王子様でした(マンガシナリオ)

「い、いえ!」

二人の間に少しだけ沈黙がながれた。

…気まずいとは少し違う…はがゆい感じだ。

その静寂は茅実先輩がやぶった。

「由乃、さっきの話し、しても良い?」

私は少しの期待と、恥ずかしさで、目をそらしつつ、コクりと頷いた。

キシッと、ベットが音と共に沈み、茅実先輩が隣に座っていることが分かる。

「由乃、こっち向いて?」

…ちゃんと、目を合わせなくちゃいけない時だ。

私はおずおずと振り向く。