オレを桂木さんに引き合わせてくれたのは、この幸太郎だった。
仕事で桂木さんと知り合ったとき、桂木さんが「注目している画家」としてオレの名を挙げたという。それを聞いた幸太郎が、わざわざオレに電話を寄越してきた。
高校卒業後はほとんど会っていなかったが、その連絡が、いまにつながっている。
「瑛士、エリサ・ラハティと知り合いなのか?」
「あぁ、まぁな」
「知り合いどころか、受賞した絵はエリサちゃんを描いたものだよな」
慧の言葉に、律がちらりとこちらを見る。その視線が、ほんの一瞬だけ止まった。
「エリサ・ラハティが来たら紹介してくれよ、瑛士」
「紹介はするけど、お前の担当は音楽じゃねぇだろ」
「この業界は人脈が命だからな。どんなジャンルであっても、顔はつないでおきたいんだよ」
つくづく、オレの周りは抜け目のない人間ばかりだな。なにかあるとすぐに、人脈を拾いにいく。オレも見習うべきなのだろうが、性に合わない。
「エリサ・ラハティは、最近かなり注目度が上がっているだろ? ビジュアルが抜群にいいし、おっとりしたお嬢様キャラがウケているんだよ」
確かに、エリサにはスター性がある。そこにいるだけで場が明るくなるし、不思議と毒気を抜かれてしまう。あれは、彼女が生まれ持ったものだ。
仕事で桂木さんと知り合ったとき、桂木さんが「注目している画家」としてオレの名を挙げたという。それを聞いた幸太郎が、わざわざオレに電話を寄越してきた。
高校卒業後はほとんど会っていなかったが、その連絡が、いまにつながっている。
「瑛士、エリサ・ラハティと知り合いなのか?」
「あぁ、まぁな」
「知り合いどころか、受賞した絵はエリサちゃんを描いたものだよな」
慧の言葉に、律がちらりとこちらを見る。その視線が、ほんの一瞬だけ止まった。
「エリサ・ラハティが来たら紹介してくれよ、瑛士」
「紹介はするけど、お前の担当は音楽じゃねぇだろ」
「この業界は人脈が命だからな。どんなジャンルであっても、顔はつないでおきたいんだよ」
つくづく、オレの周りは抜け目のない人間ばかりだな。なにかあるとすぐに、人脈を拾いにいく。オレも見習うべきなのだろうが、性に合わない。
「エリサ・ラハティは、最近かなり注目度が上がっているだろ? ビジュアルが抜群にいいし、おっとりしたお嬢様キャラがウケているんだよ」
確かに、エリサにはスター性がある。そこにいるだけで場が明るくなるし、不思議と毒気を抜かれてしまう。あれは、彼女が生まれ持ったものだ。



