「瑛士さん!」
オレの姿を認めるなり、弾けるような笑顔でエリサが駆け寄ってきた。周りの目も気にしないその真っすぐな振る舞いは、あのころとなにも変わっていない。
「突然のお誘いでしたのに、お越しくださってありがとうございます!」
「いや、まぁ……特に用事はなかったしな」
言いながら、ふと気づく。エリサの根っこは、なにひとつ変わっていないのではないか。
ステージに立つエリサが別人のように感じたのは、オレがその姿を初めて見たからに過ぎない。以前の面影がないように思えたのも、無理はない。
オレは、彼女の表面しか見ていなかったのかもしれない。己の浅はかさに、恥じ入るような思いがこみ上げてきた。
「ははは。エリサさんは、浅尾君しか目に入っていないんだねぇ」
桂木さんが、悪戯っぽい笑顔で言った。エリサは「あっ」と声を上げ、慌てて頭を下げる。
「も、申し訳ございません。私ったら、とんでもない失礼を……」
「いいんだよ。浅尾君のことが大好きなんだね。まぁ、彼はいい男だしなぁ」
「えぇ、あ、その……」
エリサは頬を朱に染め、言葉を探すように視線を泳がせた。
かなりストレートな物言いに驚いたが、まったく嫌味なくこういうことが言えるのも、桂木さんの人柄なのかもしれない。
オレの姿を認めるなり、弾けるような笑顔でエリサが駆け寄ってきた。周りの目も気にしないその真っすぐな振る舞いは、あのころとなにも変わっていない。
「突然のお誘いでしたのに、お越しくださってありがとうございます!」
「いや、まぁ……特に用事はなかったしな」
言いながら、ふと気づく。エリサの根っこは、なにひとつ変わっていないのではないか。
ステージに立つエリサが別人のように感じたのは、オレがその姿を初めて見たからに過ぎない。以前の面影がないように思えたのも、無理はない。
オレは、彼女の表面しか見ていなかったのかもしれない。己の浅はかさに、恥じ入るような思いがこみ上げてきた。
「ははは。エリサさんは、浅尾君しか目に入っていないんだねぇ」
桂木さんが、悪戯っぽい笑顔で言った。エリサは「あっ」と声を上げ、慌てて頭を下げる。
「も、申し訳ございません。私ったら、とんでもない失礼を……」
「いいんだよ。浅尾君のことが大好きなんだね。まぁ、彼はいい男だしなぁ」
「えぇ、あ、その……」
エリサは頬を朱に染め、言葉を探すように視線を泳がせた。
かなりストレートな物言いに驚いたが、まったく嫌味なくこういうことが言えるのも、桂木さんの人柄なのかもしれない。



