「鳥同士だと毛繕いができるけど、人の姿だとこれが精一杯なんだよ。嫌だった?でも、嫌そうには見えないからいいか」
フフッと嬉しそうに微笑むルーリウスの瞳には、顔を真っ赤にしたシーラの顔が映っている。
「ああ、可愛いな、シーラ。大好きだよ。愛してる。ずっと一緒にいようね」
そう言って、ルーリウスは顔をシーラへ近づけると、チュッと軽くキスをした。
(え、ええ!?キ、キスされた……?)
さらに顔が赤くなっていくシーラを見て、ルーリウスはもっと嬉しそうに微笑む。
「もっとキスしていい?」
「えっ?なっ?」
「はは、可愛い!お互い好き同士何だし、いいよね?」
そう言うと、有無を言わさずルーリウスはシーラへキスをする。何度も軽いキスをシーラへ浴びせる。
(唇の感触が……柔らかくてあたたかくて不思議)
何度もキスされているうちに息苦しくなってきて、気が付くとシーラは口を小さく開けていた。すると、ここぞとばかりにルーリウスの舌がシーラの口の中へ侵入する。
(!?)
何が起こったか一瞬分からずシーラは固まるが、お構いなしにルーリウスはシーラの口の中をかき乱していく。
そうして、ルーリウスがシーラへキスをめいっぱい与えているうちに、馬車は空の中に突如現れた魔法陣の中に入っていった。



