幸せの青い小鳥を助けたら、隣国の王子に番になってくれと求婚されました


 そう言うと、男性の姿がキラキラと輝き、光に包まれる。シーラが眩しさに目を細めると、次の瞬間には男性の姿が無くなり、シーラの手に青い小鳥がちょこんと乗っていた。

「えっ、ええっ!?小鳥さん!?」

(まさか、さっきの男性が、青い小鳥さん!?)

 シーラが驚いていると、小鳥は嬉しそうに美しい声でさえずり、華麗なステップを踏む。それから、またキラキラと輝きだすと、次の瞬間には美しい男性の姿に戻っていた。

「そんな、まさか、あの小鳥さんなの!?」
「そうだよ、シーラ!君を迎えに来たんだ」

 そう言って男性はシーラの足元へ跪くと、シーラの片手をそっと取る。そして、美しい顔でシーラを見上げた。

「シーラ、俺と(つがい)になってください」
「……ええええ!?」

(つ、番?)

「ルーリウス様。そんないきなりだと驚くでしょう。そもそも、まだ自己紹介もちゃんとしてないでしょうに」

 まったく、と呆れた顔で側にいた真っ黒な衣装の男性が言うと、ルーリウスと呼ばれた男性は確かに、とハッとして立ち上がる。