幸せの青い小鳥を助けたら、隣国の王子に番になってくれと求婚されました


 フルールがシーラの腕をむんずと掴み、応接室へ連れていく。そして、応接室へ入るとシーラは驚いた。

(え?この光景は一体?)

 目の前には、見知らぬ見目麗しい男性がソファに座り、優雅にお茶を飲んでいる。美しい青色の髪の毛に深い紺色の瞳、どこの高貴なお方かと思うほどの高級そうな服装に身を包んでいる。近くには、艶やかな真っ黒な髪の毛、片目にモノクルをはめ真っ黒な衣装に身を包んだ、これまた美しい顔立ちの男性が経っている。

「シーラ!やっとこの姿で会えた!」

 シーラの姿を見た瞬間、青髪の男性が目を輝かせて立ち上がり、シーラの元へ駆け寄って来た。そして、シーラの両手を掴んで嬉しそうに微笑む。青髪の男性の前髪には、一束白銀色の髪の毛が混ざっていた。

(えっ、この美しい男性は一体どなた?私のことを知っているの?それにしても、すごい綺麗……!)

 シーラが唖然としつつも青髪の男性に見惚れていると、男性は首をかしげてああ、と頷いた。

「シーラにはこの姿だと、俺が誰だかわからないんだね」