『 _流星群、綺麗だよ、今年も見るんでしょ?早く起きて…』
この記憶は確か…まだまだ子供だった幼い頃の記憶、8歳の頃、ずっと前から一緒に流星群を見ようって約束したのに想空が待ちくたびれて寝てるから私が怒ったんだっけ?
懐かしいな…今年も想空と当たり前のように星が見れるって信じて疑わなかったのにわたしが死んじゃったから、想空今年は1人で見ることになったんだよね…?星が好きな私だけど、想空の事も好きだった。
私の気持ちに気づいてないみたいで星を見る私のとなりでじっとしてた…想空、私は想空が好き、好きだった。君からくれたヘアピンもネックレスも指輪も思いも全部届いてるよ、だから私のせいでそんなに苦しまないでね、私を想って苦しんで泣いてる想空の隣に行って伝えたいのに言えない。
私は流星群が見れる空の上で手を合わせてこうお願いする_
『 君が幸せになりますように 』
想空side
ーー目を一段と強く瞑り願う。
そして手の中にある物を一段と強く握り目を開ける、どうかあっちの世界でも君が幸せになってますように。
僕は美空に会いたくなってももう空に手を伸ばさない、この願いが僕を強くしてくれると信じてるから_もう二度と君には逢えないけど、どうか、美空が幸せになっていますように…。
『 もう苦しまないでね、想空 』
『 美空、何年経っても君を愛している 』

