愛する花の蜜を吸う~ヤンデレ吸血鬼の溺愛がキケンすぎる~

「俺は、吸血鬼の末裔だ」

…え?

突然のカミングアウト?
吸血鬼…なんて、今時居るわけが…それに、昨日は血なんて吸われていない。
私の疑問に気付いたのか、薄見くんが口を開いた。

「といっても普通の高校生とたいして変わらない。ただ、たまに血を吸うのではなく、人から口を通して気を吸いたくなる」

「き…って、なんですか?」

「人間のもとからある力のことだ。感情の起伏によって蓄えられる」

「は、はぁ…」