Last Christmas

いくら時代が変わっても、女子からの告白というのはよくなかったのだろうか⋯⋯？

「ごめんね、はしたない女なのかもしれない。だけど、どうしても伝えたかったの」

大和は、真剣な眼差しで私を見つめていたが、照れたように笑い、

「やっぱり、飛鳥には敵わないな、俺⋯⋯」

それがどういう意味なのか、いまいちわからなかった。

「飛鳥さぁ、最低でも１年は恋しないって言ってたじゃん」

「ん⋯⋯？うん」

「だから俺、１年⋯⋯３６５日待ってから、告白するつもりで居たんだよ。でも、ずっと好きだった人に、こんな直球で告白されたら、もう⋯⋯」

「もう？」

「もう⋯⋯一生、離れることなんて出来なくなるけど、いいの？」

会話の内容がなかなか理解できず、反芻してみて、やっと理解できた。

「私だって、一生、離れてあげられないよ？言ったじゃない。次に恋するなら、もう二度と別れたくないって」