Last Christmas

寛いでと言われても、そんなの無理に決まっている。

だって、今から人生初の告白をするのだから。

ふと振り向くと、玄関のドアが半開きになっていた。

なんとも紳士的だ。

「知り合ってから日は経ったけど、遊びに来てくれるのは初めてだよな。どういう風の吹き回し?嬉しいけどさ」

「告白しに来たの」

私は、何を言っているのだろう⋯⋯?

やはり、コミュニケーション能力に問題があるとしか思えない。

当然、大和はポカンとしている。

「告白?」

もう、吹っ切れた。

出逢った日から、情けない姿ばかり晒してきたのに、今更何を格好つける必要があるだろうか。

「そう、告白。うまく言える自信はないけど、聞いて」

「うん」

「知らないうちに、もう言わずにいられないほど好きになってしまったの⋯⋯大和のこと」

大和はかなり驚いた様子で、

「えー!?なんで俺より先にそれを言う!?」