約束通り、大和は私を地元に連れて行ってくれた。
小さい頃に、ここでこんなことがあって⋯⋯などと、色々なエピソードを聞かせてくれて、そのあとで、近くの水族館にも行った。
周りを見ると、やはりカップルが多い。
カップル⋯⋯?
これまで聞いたことがなかったが、大和は過去にどんな恋をしてきたのだろう?
「ねぇ、この水族館でデートしたことあるの?」
毎度、本当に考えなしに口が動いて嫌になる⋯⋯。
彼女でもないのに、これではまるで嫉妬深い彼女の発言みたいで本当に恥ずかしい。
「ごめんね!突っ込んだこと聞いちゃって。だから、答えなくても⋯⋯」
「ないよ」
アッサリと答えられた。
「あ、違った。あるよ」
その答えに、少し凹んでいたら、
「だって⋯⋯今がまさにそうじゃん?」
そう言われ、もう、すっかり見慣れた端正な横顔を見ると、また耳が真っ赤になっている。
小さい頃に、ここでこんなことがあって⋯⋯などと、色々なエピソードを聞かせてくれて、そのあとで、近くの水族館にも行った。
周りを見ると、やはりカップルが多い。
カップル⋯⋯?
これまで聞いたことがなかったが、大和は過去にどんな恋をしてきたのだろう?
「ねぇ、この水族館でデートしたことあるの?」
毎度、本当に考えなしに口が動いて嫌になる⋯⋯。
彼女でもないのに、これではまるで嫉妬深い彼女の発言みたいで本当に恥ずかしい。
「ごめんね!突っ込んだこと聞いちゃって。だから、答えなくても⋯⋯」
「ないよ」
アッサリと答えられた。
「あ、違った。あるよ」
その答えに、少し凹んでいたら、
「だって⋯⋯今がまさにそうじゃん?」
そう言われ、もう、すっかり見慣れた端正な横顔を見ると、また耳が真っ赤になっている。



