喜ぶのもつかの間見慣れない名前を目にした


"早瀬湊"


「ねぇこれ誰だっけ??」


「知らないの?中等部で人気の早瀬湊先生だよ!ファンクラブまであるらしいよ!ほんっとそーゆーのに疎いよね」


どんな先生なんだろうなぁとおもいつつ


新しいクラスである2年B組へりなと向かう


「あ!ひなりなじゃん!2人ともB組なの??」


声をかけてきたのは、ダンス部の白井みあちゃん


「そうだよー!みあちゃんよろしくね!」


「よろしくね、ひなちゃん!りなちゃんも! それよりも担任早瀬先生だって!やばくない?」


みあちゃんが興奮気味に話しているのを横目に、りながむすっとしているのを感じた


「あ!私たち座席表見ないと!!」


突然りなが私の腕を引っ張る


「あ、うん!みあちゃんまたあとでね〜」


振り返らずに黒板に向かっていくりなに


「もーどうしたの、りな?」


「あーそっか、ひな、みあのことあんま知らないんだよね、、」


「そういえばみあちゃんバト部一緒だったっけ?」


「今は違うんだけどね笑 前に部内で揉めてた話あったじゃん、それさみあの男癖が悪かったせいなんだよねー」


「あーなんかわかるかも」