400分の1の私たち

電話を切った後、桜ヶ丘学園のホームページを見てみる


悪くない話ではあったが、俺にとって女子だけの空間で過ごさなければいけないのは大問題だった


でも叔父さんには母子家庭だったこともあって昔から沢山お世話になっていたし


大学でも返済型の奨学金で行くつもりだったところを、叔父さんが出してくれたりもした


いつか恩返しを、、と思っていたこともあって、話を断ることはできず保留にしてしまった


「ふぅーっ」


大きく息を吐いてアパートのベッドの上で天井を仰いだ


ホームページを閉じようとしたその時、ある記事が目に入った


〜新入生インタビュー 中等部1年 葵ひなさん〜

「桜ヶ丘には色んなタイプの子がいて、これから素敵な6年間が送れると思うと今から楽しみです!」



穏やかそうなその子の笑顔は久しぶりに俺の心を動かした


こんなにも生徒が輝ける学校、ここで働く自分が想像できた。