「何かあった?
今日ヘンじゃね?」
「そうかな?
私はいつもと変わらないよ。」
将太は納得がいかないような顔をしていたけど、私はそれを無視してまたご飯を食べる。
はぁ、ダメだ。
将太にはこう言ったけれど、もうずっと雄大と彼女の姿が頭から離れない。
今は将太と一緒に居るんだから、雄大の事を考えちゃいけないのに。
私の思考はそれすらさせてくれない。
結局、将太と一緒に過ごしていても終始雄大を考えてしまっていた。
私はとにかくバレないようにしなきゃって思っていたのに、将太は私の揺れ動く気持ちに何となく気付いていたなんて。
後になってから言われてしまった…。