お互いに話す事もなく沈黙が続く。
もしかしたら、さっきの電話は彼女からだったのかもしれないなんて思っていると、
「千尋は?…彼氏いるの?」
突然の雄大からの問いかけ。
「…いるよ。」
静かにそう答えた。
「そっか。同じ学校?」
「うん。」
けれど、会話が続く事もなく途切れてしまう。
何となくお互いに居心地の悪さを感じていたんだろう。
どちらからともなく、お店をあとにする。
別に帰ろうと言ったわけじゃないのに、私達の足は自然とバス停へと向かっていた。
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