2人組の男達はいかにもチャラそうに見える。 「つまんないなら俺達と遊ばない?」 「遊びません!」 機嫌の悪い私は不機嫌さをあからさまに見せて答える。 「いいじゃん、いいじゃん。」 1人の男が私の腕を掴んで引っ張りだした。 「ちょっと、やめてよ!」 ブンブンと振り、手を放そうとするが放れない。 「おい! 何してんだよ。」 ソフトクリームを両手に持った将太が戻ってきて、男達はすごすごと逃げて行った。 「大丈夫だったか?」 「うん。 将太が1人にするから変な奴に声かけられたんだ。」