「うん!」


ハンバーガーを頬張りながら景子がそう聞いてきて、私は笑顔で答える。


「石森って普段はバイトばっかだけど、イベントとか記念日はしっかりやってくれるよね。」

「私の彼氏はあんまりやってくれない。」


さーちゃんや真実は羨ましいと口にしていた。


確かに将太はイベントや記念日をちゃんとやってくれる。


でも、欲張りだけど、私は普段も一緒に居たかった…。


散々ペチャクチャおしゃべりをして、『明日の準備があるから』と一足先に私は帰ってきた。