「そんな顔するなよ。
千尋のせいじゃないんだし。」
「でも、そこまで追い詰めたのは…」
「それ以上言うな。
千尋だって十分傷付いたんだから。」
雄大は私の言葉を遮り、さらにかばってくれた。
それだけで私は救われる。
「千尋さえよければ、また会ったりしたいんだけど。
ダメかな?」
「ううん、ダメじゃない。
私もまた会いたい。」
私達は、約1年半振りにケータイ番号を交換した。
まさかまたメモリーに雄大の名前が登録されるなんて思っていなかったからすごく嬉しかった。
「じゃあ家着いたら一応連絡して。」
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