「えっ、どうしたの?」 「はっ、はっ、はっ、…苦しい。」 彼女はもがき苦しんでいる。 「ちょっと大丈夫?」 「はっ、はっ、はっ…。」 彼女の私を掴む手がグッと強くなる。 「救急車呼ぶからもう少し頑張って。」 パニックになりながらも私は救急車を呼んだ。 待ってる間も彼女はずっと苦しそうで、私はただ背中をさすってあげる事しか出来なかった。 5分位経ってやっと救急車が到着。 救急隊員に急かされるまま私は彼女に付き添って救急車に乗り込んだ。