お揃いのブレスレット ー 千歳side ー
夜中0時に勉強をしていた私は勉強をやめ休憩しようと窓を少し開け空を見上げる。机の上の小物入れに入れてあるお揃いのブレスレットは星の色に輝いていた。あのね、樹…樹のおかけで私やりたいことが見つかったんだよ。
あの日、医者になりたいと叫んでいた樹の夢を背負ってこれからも生きていく私の夢は 看護師。 未来の患者さんが樹の手を求めているように 私の手を求めている人がいると思う。だから私が助けるんだ…。でも、本当は樹と二人で医者をしたかった。
なんて、言ってもどうにもならないから。また勉強へと戻る。
窓とカーテンを開けっぱなしにしていたからお揃いのブレスレットはいつまでもキラキラと星の色に輝いていた。
『 …忘れ物した 』
『 え?どこに??私取ってこようか?』
『 ここに、忘れ物した 』
『 …? 』
『 千歳… 』
『 うん?』
「愛してる」
ーーそうだ、私も忘れ物してた。
「樹、私も愛してるよ」
夜中0時に勉強をしていた私は勉強をやめ休憩しようと窓を少し開け空を見上げる。机の上の小物入れに入れてあるお揃いのブレスレットは星の色に輝いていた。あのね、樹…樹のおかけで私やりたいことが見つかったんだよ。
あの日、医者になりたいと叫んでいた樹の夢を背負ってこれからも生きていく私の夢は 看護師。 未来の患者さんが樹の手を求めているように 私の手を求めている人がいると思う。だから私が助けるんだ…。でも、本当は樹と二人で医者をしたかった。
なんて、言ってもどうにもならないから。また勉強へと戻る。
窓とカーテンを開けっぱなしにしていたからお揃いのブレスレットはいつまでもキラキラと星の色に輝いていた。
『 …忘れ物した 』
『 え?どこに??私取ってこようか?』
『 ここに、忘れ物した 』
『 …? 』
『 千歳… 』
『 うん?』
「愛してる」
ーーそうだ、私も忘れ物してた。
「樹、私も愛してるよ」

