後ろにあった段ボールに足が当たってこけてしまい、機材が出てくる。
ガタガタッ!!
音に驚いた高梨さんが楽屋から出てくる。
「野々上さん…?どうしたんですか、そんなところで。というか、いつからそこに…?」
見事にひっくり返っている私と散らばった機材(何個か壊れてる、!)を見て目をぱちぱちと瞬かせる。
私は慌てて高梨さんから離れる。
「わ、私は何も聞いてないです!!!高梨さんの暴言なんてこれっぽっちも聞いてないです!!」
ピクリと高梨さんが反応する。
「……野々上さん、ちょっと来てくれますか?」
有無を言わせぬ高梨さんに逆らえるわけもなく、高梨さんの楽屋の中につれてこられる。
扉が閉まった途端、高梨さんが壁に私を追いやる。
いわゆる壁ドンの状態に私はびっくりして固まってしまう。
そんな私なんてお構いなしに高梨さんが話しかける。
