気持ちを消さなきゃ、と思っていてもやっぱり意識してしまう。
冬夜に見つめられると顔に熱がいく。
私はやけくそ気味にグビグビとお酒を飲む。
いつの間にか私の周りがグラスでいっぱいになる。
あ、れ……?
一瞬意識が途切れ、次に目が覚めるとそこは私の家の玄関前だった。
誰かの肩を借りてアパートの階段を上っているところで目が覚めた。
「和羽、鍵だして」
私はふわふわした頭でよく考えずに言われた通りに鍵をだして声の主に手渡す。
家の鍵が開けられ、私は自室に担ぎ込まれる。
ベットに寝かされるとその振動でまた頭が揺れる感覚がする。
