『こんな俺でよければ付き合ってくれる…?』
拓真に勢いよく抱き着く。
『っ…はいっ!』
数秒ほどお互いを愛おしそうに見つめあって……キスをした。
軽い唇が触れるだけの優しい愛情に溢れたキスだ。
最後に拓真がセリフを言ったらそこで終わり。
だったのだけど………
何を思ったのか拓真…冬夜がキスをしてきたのだ。
しかもさっきよりも長くて深いキス。
な、なんでっ……?
完全なアドリブに目を見張る。
軽く冬夜の胸を押すがびくともしない。
呼吸が少し苦しくなり、焦りからか照れからか頬も赤くなる。
ようやく唇を放した彼が優しく、そして少し苦しそうに微笑み、本来の最後のセリフを言う。
