裏表激しめ俳優にいつの間にか溺愛されてました

そのまま無事に撮影が終わり、私は楽屋に戻って一息つく。


「はぁ~!つかれたぁ…」


マネージャーからの連絡も特にないし、今日はこのまま帰ろーっと。


鞄の中に荷物をしまう。


今日フォローしてもらったし、高梨さんにそのお礼もかねて挨拶しに行こう!


鞄を持って高梨さんの楽屋の前に行く。


すると……。






「はいはい。わかってますよー。………はっ?!ふざけんなよ!おい、クソマネ!!」


扉が軽く開いており、中から高梨さんの声が聞こえる。


明らかに先ほどと違う態度に私の動きが止まる。


高梨さんは扉の前の私に気づかずに椅子にドカッっと座り、スマホを見る。


「まじでありえねぇ……クソマネージャーが…。なんで俺がガキどもの相手する番組なんかに出なきゃなんねーんだよ…」


――見てはいけないものを見てしまった。


気づかなかったことにして帰ろうと思って、ソーっと楽屋から離れる。