前回のは唯が冬夜に告白して最後はハグして終了だったけど、告白を逆にしたいらしい。
最高の作品にするためにも必要な作業なんだろう。
私は気合いを入れて撮影に臨む。
『わぁ~!屋上に入ったの初めてっ。えへへっ、ちょっとあこがれだったんだ!』
初めての屋上にはしゃぐ唯を自分なりに演じる。
『拓真といると新鮮なことばっかり!すごく楽しいっ』
自然なしぐさで振り返ると頬を赤く染めた拓真が視界に映る。
包み隠さず驚きを表情にする。
私が思い描く唯はこうゆう女の子だ。
私も唯のように素直になれたらな……。
『……好きだ』
少しの間と、決意に満ちた表情で言葉を放った拓真。
拓真の言葉を信じられないという思いで目を見開く。
