コタローと冬夜さんはお土産屋さんを見ていた。
そこに混じると、冬夜さんが私を見つけて近くに来てくれた。
「野々上、見て。ブロブフィッシュの被り物」
冬夜さんの立っている場所は壁際の端から端まで埋め尽くすたくさんの魚たちの被り物だった。
冬夜さんはその中の一つ、ブロブフィッシュ(ピンク色の深海魚)を手に持っている。
「わぁ!すっごい多い!冬夜さんのそれってブサカワってやつですよね」
無言で私にそれをかぶせてくる。
されるがままにしていると、かぶった私を見て冬夜さんが横を向て震える。
わ、笑いこらえてる……っ?
「な、なんですかっ?似合ってないですかっ?」
