休憩時間がもらええたのでトイレに行って簡単なメイク直しをしていると横から園田さんが話しかけてきた。
「野々上さんってぇ、冬夜のこと狙ってるんですかぁ?」
狙う………?
「…?私は冬夜さんのこと銃で撃とうなんて思っていませんが……?」
「は……?何言っちゃってんの?天然アピール?きもっ」
私の発言が園田さんの機嫌を悪くしてしまったらしく、園田さんの口調が変わる。
「冬夜のこと好きなのかって聞いてんの」
私が…冬夜さんを好き………?
考えた瞬間、顔に一瞬で熱がいく。
「そ、そんなこと………ない、です」
否定したら園田さんの表情が明るくなった。
「ふ~ん?……じゃあ協力してっ!私、冬夜のこと好きなんだ~。だからうまくいくように協力してよ」
