言ってることは優しい風に聞こえるけど″俺の本性のこと言ってないだろうな?お前がごときが俺に文句を言うなんて100年早い” って言ってる…! 「あはは……文句なんてそんな、滅相もないでございますです」 「和羽、あんた口調おかしくなってるわよ」 絢ちゃんが苦笑いする。 「野々上さん、あとで楽屋来てもらえますか?話し足りないので」 さっきと変わらない笑顔でこっちを見つめる高梨さん。 ひぇ……絶対怒ってる…! 結局断れるわけもなくノコノコついていく私。