疑ったのを気にした様でもなく「先輩達こっちこっち」と手を引っ張られた。
「ま、待って!」
「おーい惣倉置いてくなよー」
凌久君が怠そうに背後で私達を追っ掛ける。
「此処?」
「そうです」
都内のCMで良く見る有数の室内レジャー施設を見上げた。
「ほらほらいきましょう」
「3人やら微妙とちがうか。こう言うのって2対1やらあるやろ」
「其処は空気を読んで凌久先輩が1人で」
「えー」
もう勢いのままよと惣倉君の後を凌久君と一緒に追っていった。
「ーーーはあー!楽しい!」
「でしょーう?」
うんうんと惣倉君は思いっきり頷いた。
大きな機械の中に入って大きな眼鏡付けると始まる冒険、ガンシューティング、室内でも出来るジェットコースターみたいな乗り物とか…久々に声を上げて楽しんでいた。
「凌久君頑張れ〜」
「土師先輩頑張れー」
「心こめて欲しいけどなあ」
因みに休憩スペースの長いベンチに座りながら、惣倉君とダベっている。そしてちゃんと心を込めて応援しているよーと凌久君の頑張りを見ながら、
「良かった久々の笑った先輩が見れた」
そう言われてキョトンとしてーーー俯いてしまった。
「…私やっぱり変?」
うーん…と唸った惣倉君は、
「変というか…俺も海祇先輩と同じくらいのタイミングで気付いただけなんで大きな事は言えないんですけど、無理しているんだろうなと思いました」



