白昼夢の様に獅帥君との爛れた関係を思い出していた。変態にランクアップ?してしまったあー悲しい…元からとか言った人は後で職員室に…私だけですねはい。
「つづちゃん!」
「あ、ごめん」
今日はやたら渚君に揺さぶられている気がする。
意識がだいぶ前に引き戻されていて気付かなかったがーーー…。
「渚君どうしたの?」
「…」
渚君の強い眼差しが私を突き刺していた。
前だったら相変わらず強く美しい瞳にドキドキと心臓が高鳴ったのに、今は綺麗だなあと言う感想しか出て来ない。
「ーーーつづちゃん前にも言ったよな」
「うん?」
首を傾げた私に渚君は視線を逸らさず、
「“ 安心して逃げて来い、何が起きてもどうにかしたる”って」
私に言い聞かせる様にそう言った。
えとーーー。
「…ああ」
思い出した。
言われた時は頼もしさと、自分だけの宝物を貰えたと言う思いに胸が一杯になった。懐かしい。
「幾らでも言うたる」
「…」
「つづちゃんの為なら」
色褪せる筈の無い言葉だった筈なのに、何で、私。
疑問に思った瞬間、
「先輩」
横から入って来た声に思考が途切れた。
「惣倉君どうしたの?」
「先輩、お願いがあるんです」
「お願い?」
惣倉君は含む様に笑う。
前だったら可愛いぃいいいと妃帥ちゃん並みに抱き着いて頬擦りしていたのになあと思いながら、彼の返答を待った。
「俺とーーー…」



