「奪ったって…」 「俺が八重さんに頼んだんだ。獅帥達を助けて下さいって」 八重さん。 匡獅さんが唯一大事にしていた人。 天條では名前を出す事さえタブー。 さっきも名前が出ていたけれど…。 「子供が何言っても信じて貰えないと思ったから、俺が初めて見ちまった、獅帥が襲われていた場所に案内したらーーー」 其処から聞いた内容は恐ろしいと言うに尽き、 「だから俺が奪っ…綴!」 気付いたら走り出していた。