彼は元気良く口を開く。
「僕、アマミツキシズカって言います。あ、旧姓だった。でも僕以外にまともに話せそうなアマミツキの人って見た事がなかったからテンション上がっちゃって。七曜家の皆さんこんにちは。元同じ一族の誼でこれからよろしくお願いします」
順番に呆気に取られた木野島君とガードの硬そうな火ノ宮君と握手する。
アマミツキ?同じ七曜?うん?ツキって…。
「お前“月”の」
「はい海祇さん」
ええ!?と彼を見たら「ビックリですよね!僕らって基本レアキャラだから、あんまり七曜家でも存在感ないんですよ」とあははと朗らかに笑う。違和感が。
「…今は五曜家らしいけどな」
「あーそれは他の七曜家が僕らを嫌ったのと妬んだせいだって言ってましたよ」
渚君の質問に答えるアマミツキ君の言葉に、呆気に取られていた火ノ宮君が復帰して「何言ってるんだお前。アンタらを僕らが妬む?そんな訳ないだろう」と眉を吊り上げている。
『天條獅帥の親父様の代で色々あったらしうてな、それ以降“月”は一族の集まりには呼ばれへんくなった』
って前に凌久君が言っていたけれど、八重さんと私のお祖父ちゃん…と同じ家出身の子って事?
「僕が知っているのは天條とアマミツキは同じだった。それだけですよ」



