過つは彼の性、許すは我の心 参



 しかも獅帥君までも、お家の仕事で海外へと出張と言うバットタイミングで、これからの事とか全く話せなかった。(何せ私より獅帥君の方が今回の事はダメージが出かかったから話すタイミングを伺ったらコレ)

 電話で話す内容でもないし、面と面で向かって話し合いたいとも思っていたせいでこれもなあなあだ。

 て言うかお母さん達になんて言えばいいのか。(1番の大きな問題)


「長い事俺はおれへんかったから、知らんかったけど…」


 渚君が周囲を半眼で睨むと、ピタリと黙る周囲。

 そう、


『あれが…?』

『ミケ?』

『あんまそう見えないけど…』


 クラスメイトは平常運転だったけれど、他のクラスや教師陣、下級生、上級生…兎に角遠巻きにされてヒソヒソはまだ良い方だけれど、遠隔的な嫌がらせもあって精神的に疲弊していた。


「クラスにおった方が楽やろう何で此処におるんや?」

「皆んなにも言われたんだけど、毎休み時間見に来る人も居るし、クラスメイト伝いに色々聞き出そうとする人も居て…」

「なるほどなあ」


 つづちゃんお疲れと言ってくれた渚君の存在は、本当にありがたい。

 渚君が以前豪語していた通りで、私がミケになろうと渚君クラスのお家だと其処まで気にする問題でもない様で、他のクラスメイトよりは影響が少ないみたいで公衆の面前でも声を掛けてくれる。