いつの間にかだった。
彼女に纏わる全てに、自分の感情が左右される様になった。
だから今回も、
『今更かもしれないけれど、離れた方が…』
彼女のその言葉に憤りが身体中を支配した。
止められなかった。
感情の赴くまま口を突いて出た言葉は、母親との約束を破るモノ。
『綴を俺のミケにする』
『獅帥君!』
彼女の否定は聞きたくない。
妃帥に誘導された気もしたが、自分から離れるなんて考えられなかった。
『獅帥、くんっ…!んっ…』
彼女が良く鳴く場所は覚えている。
以前はもっと時間を掛けて彼女の身体を開いていったが、記憶を辿り、性急に彼女を導いてーーー…。
「あっ…!!」
一気に彼女を貫いた。
深い場所まで入り込み、歯を食い縛る。
歯を食いしばらなければ直ぐにでも果てそうで、息を少しだけ吐く。一際高く鳴いた彼女が「あっあっあっ」と断続的な悲鳴が口からで漏れ出て、俺を強く縛り付ける。
押し寄せる快感をいなしがら、彼女の下腹部を撫でればビクンと身体が揺れる。彼女の瞳から大粒の涙が溢れた。
彼女の瞳から涙が溢れる姿に欲情し、涙を吸いとる。
塩味を感じる筈なのに甘く感じる。
それにまた興奮し初めて、片足を肩に掛けると律動を再開する。
途端に意識が現実に戻った彼女は「ま、あっ…!」と、キスし過ぎて赤くなった唇に齧り付く。



