過つは彼の性、許すは我の心 参



 目を大きく見開く。

 驚いた拍子に口を開けてしまい、獅帥君が其処から入り込む。

 
「んっ!」


 身体が引きそうになるのを、後頭部を押さえられて貪られる。


「んっ…はあっ…んんっ…」


 息が徐々に上がり、腰に力が入らなくなって来て、座り込みそうになったが。


「ひゃっ」


 すかさず片方の腕で持ち上げられて、数歩先のベットまで運ばれる。


「獅帥君待って、お願い、わっ」


 そのまま柔らかな天蓋付きのベットに降ろされた。

 驚く間も無かった。


「獅帥、くんっ…!んっ…」


 覆い被さって来た獅帥君は自身のネクタイを緩めながらも、私に深いキスを与えるのを止めない。


「んっ…んっ…はあっ…」


 私と獅帥君の間に銀糸が伝い、切れる。


「っま、」


 待っての言葉が出ない。

 知らない内に押し倒されながらシャツを開けられていて、獅帥君の舌が胸元を這って、強い刺激を与え始めた。


「し、すい君!あっ…んっ…あっ…!」


 緩急付けた動きに身体が揺れて、次第に下肢を擦り合わせる動きをし始める。でも足の間に獅帥君が居るせいで閉じれない。敏感になっている部分でフッと笑われて、頬が熱くなった。

 多分涙目になっている。

 だからと言って止めてくれる訳ではなく、長い指先が下肢を意味ありげに撫でる。それだけで息が上がり、中心に辿り着いて入り込まれた。