「だって、弓道サークルには、あの学年一のイケメンの中島くんが入部したんだもん」



利麻ちゃんはさすがイケメンに抜かりない



「中島くんてあの法学部の⁈利麻ちゃん現実をみなよ。中島くんなんて狙ったら、他の世の中のいい男に気付けないよ?」



それに中島くん遊んでそうじゃん…



私はちょっときついけど、利麻ちゃんのためだと思い、正論を言ってみた…



「分かってるって。別に中島くんを狙いたいわけじゃないもん。ただ目の保養⁈どうせ暮らすなら、いい男見て暮らしたいじゃん」



はー。いい男ねー⁈



「まあいいけど…。利麻ちゃんくれぐれも中島くんには気をつけなよ」



諭すように利麻ちゃんに言って、私はまた溜息をついた



大学に入ってからは彼氏のいない私



まあ他に入りたいサークルもないし、まあいっか…



そんな軽い気持ちで、私と利麻ちゃんは弓道サークルに入る事になった…