「あのなぁ⋯⋯南は自分で思ってるより、かなり抜けてるんだよ。前に、千里浜ドライブの写真で、海をバックに自分の愛車を写して、ブログにアップしてただろ?」
「うん。でも、ちゃんとナンバーはマスキングしておいたのに」
「それ以前の問題なんだってば!南の愛車って、かなり個性的じゃん」
「え?そうでもないよ?」
「いや⋯⋯車種自体はよくあるやつだけど、六色の虹の色にペイントしてるだろ?あんな目立つ車、そうそうないから!」
言われてみれば、その車は、東京でドラァグクイーンをしていた従兄が、恋人とベルリンに移住するからと、譲ってくれたものだ。
私は特に意識していなかったが、それほどあの車は目立つのか。
「自分ではしっかりしてるつもりみたいだけど、実際はあり得ないほど隙だらけだから、心配なんだよ⋯⋯」
本気で心配してくれている様子のアンポリに、ずっと忘れていた、甘酸っぱい気持ちが甦る。
「うん。でも、ちゃんとナンバーはマスキングしておいたのに」
「それ以前の問題なんだってば!南の愛車って、かなり個性的じゃん」
「え?そうでもないよ?」
「いや⋯⋯車種自体はよくあるやつだけど、六色の虹の色にペイントしてるだろ?あんな目立つ車、そうそうないから!」
言われてみれば、その車は、東京でドラァグクイーンをしていた従兄が、恋人とベルリンに移住するからと、譲ってくれたものだ。
私は特に意識していなかったが、それほどあの車は目立つのか。
「自分ではしっかりしてるつもりみたいだけど、実際はあり得ないほど隙だらけだから、心配なんだよ⋯⋯」
本気で心配してくれている様子のアンポリに、ずっと忘れていた、甘酸っぱい気持ちが甦る。



