メイン通りから曲がり、徐々に人気のない通りへと向かう。
ストリートは途端、お金をケチったような暗さになり、ここが砂漠のど真ん中の夢の遊技場であったことを私に思い出させた。
「ねぇ、ジャック……」
私は足を止める。
ジャックも止めて、振り向いた。
暗闇の中で、きらり、と。
瞳が青く光った気がした。
「……何処に行くの?」
「何処でもいいさ。
ここは、僕の街だもの。日本とは違って、勝手を良く知っている」
勘違い、されてる?
こみ上げる動揺を噛み締めるように、言葉を紡ぐ。
「違うの。
私、最後にジャックと話がしたかっただけで。
話が終わったら、日本に帰るの」
「どうして?」
ジャックは、今までもよくしてきたように、その小首を傾げて見せた。
でも、可愛らしい仕草とは裏腹に、私の手を掴む彼の力は強い。
「どうしてって。
だって。キョウが待ってるものっ」
「へぇ、ユリアちゃんって結構な自信家だね。
あれだけ怒ってたんだよ?
もう、待ってないかもしれないじゃない」
さらり、と。
和紙のように軽い口調で、ずしりと心に響くような重たい言葉を紡ぐ。
ストリートは途端、お金をケチったような暗さになり、ここが砂漠のど真ん中の夢の遊技場であったことを私に思い出させた。
「ねぇ、ジャック……」
私は足を止める。
ジャックも止めて、振り向いた。
暗闇の中で、きらり、と。
瞳が青く光った気がした。
「……何処に行くの?」
「何処でもいいさ。
ここは、僕の街だもの。日本とは違って、勝手を良く知っている」
勘違い、されてる?
こみ上げる動揺を噛み締めるように、言葉を紡ぐ。
「違うの。
私、最後にジャックと話がしたかっただけで。
話が終わったら、日本に帰るの」
「どうして?」
ジャックは、今までもよくしてきたように、その小首を傾げて見せた。
でも、可愛らしい仕草とは裏腹に、私の手を掴む彼の力は強い。
「どうしてって。
だって。キョウが待ってるものっ」
「へぇ、ユリアちゃんって結構な自信家だね。
あれだけ怒ってたんだよ?
もう、待ってないかもしれないじゃない」
さらり、と。
和紙のように軽い口調で、ずしりと心に響くような重たい言葉を紡ぐ。


