魔王様!まさかアイツは吸血鬼?【恋人は魔王様‐X'mas Ver.‐】

「キョウしか知らないわよ?」

過去見が出来るくらいなんだから、本気で知りたいと思ったら判るわよね?
無実の罪で私を殺したりするのは、嫌よ。

真っ直ぐに、彼の紅い瞳を覗く。
しばらくの後、ふわりとその紅い唇が解けるような笑いを浮かべた。

「ユリアって淫乱☆」

からかうように言うと、もう、私を下の方には下ろさないと決めたのか、くるりと向きをかえて上から覆いかぶさってくる。

「責任感じれば?」

これは少しだけ、本心よ?
ね、私ってこんな女じゃなかった……わよね?

「んー。
責任よりもっと別なこと、感じさせてあげる☆」

キラリン、と、キョウの綺麗な瞳がラスベガスの夜空を彩るどぎついネオンのような鋭い輝きを放った。
私の反応を愉しむように瞳を覗いたまま、その指先が湿ったところを探っていく。
中も、そして。
その近くにある敏感なところも、遠慮なく触っては目の前で冷静に人の反応を愉しんでいる。

だーかーら。
それが悔しいから×××したのにっ!

私も瞳をそのままにゆっくりと手を下に持って……。
その手は、下に降りきらないうちにキョウの左手に捕まってしまう。

「ほら、だからリボンが要るって言ったのに」

要らないわよ、って訴えたいけれど。
もう、私の唇は私の意志どおりに動く気配すらない。

ただ、熱く甘い吐息とはしたない声をあげるだけの性感帯へと変わってしまっている。