「なんでよ、はよ言え。」
「………馬鹿にしない??」
「もっちろん。」
「ほんとに?」
「ほんとに。」
「それも本当?」
「オフコース。」
小学生並みの小競り合いに根負けしてしまう。
ドキドキなる鼓動を落ち着かせながら、震える声で言う。
「いい?元旦テンションお借りするよ?」
「なんだそれ、てかはよ言え。」
「………うん。」
「………。」
「あのね、」
「海斗への告白が成功しますよーにって。」
シ〜ン
かなりの沈黙に耐えられなくなって顔を押さえた。
なんとなく、1人で下山するなと直感で来たのだ。
地面に足の力を入れ、本能的に動かないように固定をした。
怖くなってきて、思わず顔を下に向ける。
ボフっ

