あなたの笑顔はこの胸に。

「……え?」
私の手のひらにあったのは……
光るお守りだった。
訳が分からず、戸惑ってしまう。
そこに現れたのは……
「…やっと見つけた」
後ろから声がして、振り向いた。
後ろにいたのは…全然知らない男の子だった。
「あ、あの……」
走って疲れたのか、下を向いていた。
私の声で、上を向いた。
……わっ、綺麗な顔だな。
目は切れ長で、宝石みたい。でも、眼力がある。
「お前、柏木いとだな?」
急に警察のようなことを言われて驚く。
「は、はいっ、」
男の子は何から話せばいいのか分からないとでも言いたげな顔をしていた。
その後、少し沈黙の時間が続いた。
「あの……誰ですか?」
思い切って聞いてみた。
「オレ?オレは朝……じゃなくて」
何か言いかけた男の子はもう一度言い直し、私に名前を教えてくれた。
「オレは皐月ロウ。今日からお前に仕える。」
──つ、仕える?どういうこと?