ここは…病院?


あの人は?私を助けてくれた人

周りを見回すと病室に私の帽子だけがポツンと置いてある

帽子まで拾ってくれたんだ…

だから私はどうしても感謝がしたかった

それに私の初恋でもあった



親に聞いても、ここの病院の人に聞いても

みんな分からないと言った。

名前は名乗らなかったそうだ。

分かっていることは、私の一つ年上ということだけ



その後私は必死に探してとうとう彼を見つけ出した

私を助けてくれてありがとうって、

ずっと好きでしたって伝えなきゃ


「あ、あの…白鳥奏くんですか、?」
   
「海で溺れてた私を助けてくださった日から
 ずっと好きでした」

      

       
「で?俺がどうしろと?」
「てか、お前誰。会った記憶ないし」

「2年前に私を助けてくれたじゃないですか!!」

「だから覚えてねぇよ。普通に邪魔」
「どけ」



あの時、私を命懸けで助けてくれた
私の王子様はどこに
いっちゃったのーーーーーーーーーー!!!!