電車はトンネルの中に入り暗くなる。 ごめん…。 陸くんは… 私の小さなことに 敏感に気づいてくれた…。 私は…そんな陸君のことを 好きになってしまった。 許されることではないけど…。 「けど…」 東くんがぽつりとつぶやく。 「けど…俺は諦めないから」 「えっ…」