―入口― 俺は隣で澄ました顔をした 雨宮を睨みつけた。 「なんでしょう?」 雨宮はニコリと微笑む。 「お前、桜の何なんだよ」 「何って先ほども言ったでしょ?」 「好きだったのは知っている。 だけどなんで桜の両親の墓を知ってるんだよ!!!」 それってある意味、 ストーカーじゃないのか?と思った。 「じゃあ、当ててみてよ」