私はビックリして目を丸くする。



「なんで桜も驚いてるの?」


東君が私を見て驚く。



「…えっ…だって私…断って記憶が…」


「えっ!?ないの!?俺、告白したじゃん!!」


「あっ…あれ…ウソだと…」


「はぁ!?ウソ!?俺、いつウソっつったぁ?」



声を上げる雨宮君に私は縮こまって謝った。



「ごめんなさい…。」


「頼むから少しは人のことを信じてくれよ。」



雨宮君は困った顔で笑う。



"行こう"と私の手を引いた。



その後ろを東君が黙ってついて行った。